イケメンバッキバキ イケメン紹介ブログ

イケメンをご紹介差し上げます!

フーコーの苦悩に思いをはせる

どうもです。

オミクロン株が猛威を振るう中、

夜に繰り出すのは自粛しております・・・

 

自ずと外食もしなくなったので、

ヒョロガリ体系の私は更に瘦せる一方です。

 

空いた時間でフーコーの本を最近よく読んでいます。

しかし彼の若者時代の孤独エピソードは凄いですよね。

****************************************************

アンリ4世高等中学校出身の新入生のうちの5人と同じ部屋で雑居生活をすることになった。
これは孤独で人見知りの彼には堪え難い生活であった。他人との交際は難しく,しばしば衝突を起こした。同級生からは嫌われ,半気違いと見なされた。
1948年に彼が自殺を試みたとき,同級生たちは自分の考えていたことが確証されたと思った。

心配した父親は息子を聖アンヌ病院の精神医学の重鎮ジャン・ドゥレー教授のもとに連れて行った。そして校内の診療施設にある一室を提供されることになった。彼は一人になることができ,勉強の静かな時間を手に入れることができた。その間も何度か自殺の試みや狂言を行った。高等師範学校の医師は「こうした精神障害は同性愛が満たされず,受け入れてくれないために生じるのだ」といった。

実際,彼はしばしば同性愛酒場へ夜遊びに出かけ,帰りに自己嫌悪で何時間も茫然自失に陥った。同級生の誰もが狂気の線上でかろうじて安定を保っている彼の姿を記憶していた。

だから彼が心理学や精神分析,精神医学に強い関心を抱くのも当然と納得したのである。

****************************************************

「こうした精神障害は同性愛が満たされず,受け入れてくれないために生じるのだ」という言葉を医者に言われてフーコーはどんな気持ちだったでしょうね。

同性愛が故に苦悩していたはずで、それを満たすことが解決策だなんていわれちゃうと、相当困惑したはずです。

フーコーの苦悩に思いをはせる毎日でございます。